【楽曲解説】PREY TO GOD 祈りと生け贄のダブルミーニング

LINERNOTES

【LINER NOTES #02】
『PREY TO GOD ~祈りへの序曲~』

皆さま、こんにちは。黒咲鮎花です。 いつも『CODE:AW』の物語、そして『ASPHALTIC WIZARDS』の音楽を応援していただき、本当にありがとうございます!
【LINER NOTES】第2回目は、1st Album『MIRAGE OF DARK LABYRINTH』の記念すべき1曲目、これから始まる音の迷宮への入り口を飾る『PREY TO GOD ~祈りへの序曲~』の解説をお届けします。


■ 楽曲のテーマとタイトルに隠された『CODE:AW』の深淵

この曲は、リスナーを ASPHALTIC WIZARDS の世界へ一瞬で引きずり込むための、強烈なオーバーチュア(序曲)です。
ぜひ、この曲の「タイトル」に注目してみてください。 日本語の副題は「祈りへの序曲」となっていますが、英語のスペルは「祈り(PRAY)」ではなく、「PREY(餌食、生け贄)」となっています。
『CODE:AW』の物語において、都市伝説『ユメミサマ』に願い(祈り)を捧げた少女たちは、身の丈に合わない願いの代償として魂を奪われ、次々と白骨化していきました。 神(AW)への純粋な「祈り(PRAY)」が、いつの間にか自らを神の「餌食・生け贄(PREY)」にしてしまう……。そんな『CODE:AW』の残酷なテーマとダブルミーニングが、この短いタイトルの中に込められています。

■ サウンドの聴きどころ:迷宮への扉

アルバムの1曲目として、ASPHALTIC WIZARDSの世界観の根幹を音で表現しました。 荘厳で神聖な教会の空気感を感じさせる響きのパイプオルガン楽曲です。 これから激しい「サイバーゴシック」や「セイクリッドロック」の楽曲たちが始まる前の、嵐の前の静けさと張り詰めた緊張感を感じていただけると思います。目を閉じて聴くと、まるで真夜中の教会の重い扉を、自らの手で開けてしまったかのような錯覚に陥るはずです。

■ 制作秘話(『BLACK PRAYER』とのリンク)

実はこの曲のタイトル「PREY TO GOD」は、アルバムの後半(6曲目)に待ち受ける『BLACK PRAYER ~浄化と粛清への祈り~』への強烈な伏線となっています。
『BLACK PRAYER』の激しいサウンドの中では、「PREY TO GOD. PURIFY THE DARK.(神の生け贄よ。闇を浄化せよ)」という呪文のようなコーラスが何度も繰り返されます。これは教会側が神の生け贄として退魔士を終わらない戦いへと赴かせているという意味にもとれます。歌詞ではPREYですが、見方によってはPRAYなのかもしれない……。アルバムを通して聴いていただくことで、この序曲の解釈は変わってくるのかもしれません……。

■ おわりに

いかがだったでしょうか? 1曲目の序曲にも、実は深い意味と物語へのリンクが隠されています。次なるライナーノーツもお楽しみに!

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