崩壊へ進みゆく世界。
裁きを下すのは、
神か、現代の魔術師(AW)か――。

2026年、東京。世界中で多発する不可解な「白骨化事件」の背後には、夢の中に現れ願いを叶えるという都市伝説『ユメミサマ』の影があった。 元FBI捜査官の姫宮麻美は、失踪した相棒を追い、未知の事象を扱う米国特殊捜査機関「UCIA」日本支部へ転属する。そこで彼女を待ち受けていたのは、絶対的な力で世界のバランスを保つ現代の魔術師「AW(アスファルティック・ウィザード)」たちとの過酷な戦いだった。 揺らぐ正義と、抗えぬ運命。魔法と最新テクノロジーが交錯する本格長編ゴシックミリタリーアクションがいま始動する。

「――引き金を引く覚悟はあるか?」

米国特殊捜査機関『UCIA』
聖女神官直属高位退魔士『AMGE』
公安警察第七課

魔術と最新テクノロジーが交差する
現代の聖戦が始まる。

全てはここから始まる。
姫宮が再会の果てに見たものは……

時は2026年。アメリカで生まれ育ち、数々の努力の末にNYPDからFBI捜査官への道を歩み始めた姫宮麻美。幼馴染であり憧れの存在だった神蔵久宗と念願のバディを組んだのも束の間、神蔵は突如としてFBIから姿を消してしまう。色を失ったような日々から一年半。途方に暮れていた麻美は、常識では説明できない難事件や未解決事件を専門に扱う新設機関『UCIA(Unknown case Criminal Investigation Agency)』への転属を勧められる。その日本支部のスタッフリストに神蔵の名前を見つけた彼女は、彼を追って東京へと向かった。

UCIAに配属された麻美を待ち受けていたのは、世界中で人知れず多発している不可解な「白骨化事件」であった。最新のセキュリティシステムすら欺き、いかなる痕跡も残さない完全犯罪。その事件の背後には、高度に発達した現代社会の裏側で静かに増殖する、人智を超えた恐るべき脅威が潜んでいた。

なぜ神蔵は姿を消したのか。そして、未知なる事象の渦中へと足を踏み入れた麻美を待ち受ける運命とは――。 魔術と最新テクノロジーが交差する、本格ゴシックミリタリーアクションが静かに幕を開ける。

交錯する正義と祈り。
迫り来る現代の魔術師の脅威を撃ち抜け。

白骨化事件の背後に潜む「AW」の真の目的。それは限界に達したこの世界を正すための、愚者への粛清だった。圧倒的な力を持つ高位AW「審判(ジャッジメント)」から共に新世界の構築を持ちかけられる麻美。仲間が次々と倒れる絶体絶命の窮地の中、彼女を救ったのは聖アルサード教会の「救世主」と呼ばれる女性、朝霧真由だった。

奇跡の力に命を救われるも、敵の言葉に己の正義が揺らぎ始める麻美。事態を重く見たUCIAは、神聖なる力を持つ「聖アルサード教会」、そして独自に霊的事件を追う「公安警察第七課」との対AW共同戦線を結成する。しかし、公安が協力者として連れてきたのは、AWの魔力を宿した「愚者(フール)」の異名を持つ女性捜査官、詩姓麗子だった。彼女の存在は各組織の思惑を交錯させ、部隊に深い波紋を呼んでいく。同時強襲される米軍施設。魔法と最新テクノロジーが交錯する事態は、更なる混沌へと向かう。

強き光は深い闇をも生み出す。
それが逃れられぬ呪縛だとしても――。

これは、聖アルサード教会の「救世主」を護衛する聖女神官直属高位退魔士『AMGE(アンジェ)』の乙女達の物語。驚異的な霊力を持つが故に重責を背負う北條鮎香と、霊力を持たずとも卓越した剣技で彼女の盾となる霧峰結衣花。過酷な退魔業に身を投じる乙女達だったが、最強の退魔士であったAMGE第一位・光瀬真理奈の不可解な失踪により、その心には暗い影が落ちていた…… そんな中、心身の慰安のために訪れた長野の深い山中で、残酷な運命が彼女たちに牙を剥く。

人智を超えた猛攻を前に、次々と倒れていく乙女達。絶体絶命の闇の中で、彼女たちの祈りと剣は希望の光となるのか。本編の裏側で繰り広げられる、美しくも悲壮なもう一つの聖戦が幕を開ける。

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